日本最古の木造温泉宿である
積善館。
アニメ「千と千尋の神隠し」の
モデルとなったとも言われています。
そういわれると泊まってみたくなりますよね^^
その積善館について
調べてみましたよ。
日本最古の「木造温泉旅館」はどこだ
温泉宿として最も古いのはギネスにも
認定された甲州西山温泉の「慶雲館」です。
創業は飛鳥時代。
が、最も古い「木造温泉旅館」は
違うんですよね。
要は古い木造建築で現在も
操業中のお宿であるということ。
ズバリもっとも古い木造の温泉宿は
群馬県は四万温泉の
「積善館」です。
この積善館、とっても素敵なお宿です。
その素敵具合を丁寧に紹介したいと思います。
積善館について
建物と同じ、元禄時代、
元禄7年に創業。
四万川のほとりの温泉
「四万温泉」の一角にあります。
鶴瓶の家族に乾杯で、
元サッカー日本代表の中澤さんが
旅する温泉でもあります。
四万温泉は
「4万もの病を治してくれるほどの湯である」
とその名がつけられたとされる温泉で
「日本三大胃腸病の名湯」の1つに
数えられています。
婦人病なんかにもいいようです。
また草津温泉で湯治を終えた後の
肌を整える仕上げ湯としても有名です。
草津温泉は強酸泉なので、
長期の湯治などだと肌を痛めることも
あったようなのです。
積善館はその四万温泉の老舗宿。
群馬県吾妻郡中之条町の四万温泉にあります。
結構な山地ですが、意外にも
都心から公共交通機関で
3時間ほどで到着できます。
車だともっと早いですね。
3つ建物があり
棟ごとに
趣向の異なる客室が
用意されています。
料金もリーズナブルで
本館だと数千円で宿泊可能です。
積善館 本館
積善館の本館は
元禄4年(1691年)に建てられた建物で、
群馬県の重要文化財にも指定されています。
千と千尋の神隠しのモデルともいわれ、
赤い橋が架かっているのが印象的ですね。
ここ本館は湯治の場として利用されています。
(重要文化財なので自炊はNGです。お弁当が付きます。)
バス・トイレは共同になり、
布団の上げ下げは宿泊客が行うスタイル。
階段が多くエレベーターはない、
という昔の建物なのですが
それがまたいいと思いませんか?
のんびりゆったり、
食事以外は昔の湯治スタイルのまま
日常とは違う時間を過ごすのも
いいかもしれませんね。
本館には「元禄の湯」という
昭和5年(1930年)に建てられた
大正ロマン風というか、
なんともモダンなつくりの大浴場が併設されています。
こちらは国の登録有形文化財です。
雰囲気はまるでテルマエロマエ。
国的に残したくなる気持ちはわかる気がします。
だってこんなお風呂見たことないですもん。
銭湯はTHE和風じゃないですか。
ここは当時の洋風建築の粋を集めた
とてもおしゃれなお風呂ですよね。
一度行ってみたいなぁと思いますね。
積善館 山荘
本館からこんなトンネルで
つながっているのが山荘。
これ、千と千尋の神隠しのトンネル
みたいですよね。
山荘は国の登録文化財と
群馬県近代化遺産の指定を受けた建物です。
私、実はここの客室が一番魅力を感じます。
だってこの技術の粋、すごくないですか?!
職人の技術の結晶、
部屋ごとに違う組子障子が
たまらないです。
ここは5つ星客室もあるので
お値段が可愛くないですが
大枚はたく価値があると思います。
半露天風呂や露天風呂がついてる
客室なのも魅力的。
ここで日本酒なんか飲みながら
しっぽりと過ごしたいですねぇ。。。
山荘には
無料の貸切風呂「山荘の湯」が
ついています。
5つ星の客室にはお風呂がありますが、
それ以外にはついていないので
こちらを利用することになりますね。
ここは空いていたら入り、
中から鍵をかけるシステムです。
貸切で利用できるお風呂っていいですよね。
私も一度だけ、貸切風呂しかない
温泉宿に泊まったことがあるのですが、
家族だけでゆっくりできて
とてもいいものでしたよ。
積善館 佳松亭(かしょうてい)
こちらは完全なる「高級温泉旅館」です。
ゆっくり、何もしない贅沢が味わえる、心づくしの宿。
憧れますねぇ。
この佳松亭の客室は標準客室にもお風呂がついています。
こんなモダンな感じのお部屋もありますし、
おしゃれですね。
イマドキっぽいお宿の作りになっています。
贅沢したいときにはこういうところに泊まりたいですよね。
佳松亭の大浴場は「杜の湯」
内風呂・露天ともにあります。
本当に森の中にいるような、癒される空間ですね。
このほか完全予約制の貸切風呂
「積」「善」があります。
まとめ
日本最古の木造湯宿「積善館」は
3種類の建物があり
建物によって
客室の趣が異なります。
日本最古の木造温泉建築が「本館」で、
こちらでは、「湯治」が主な目的。
簡素なつくりで、
お風呂とトイレは共同となります。
布団の上げ下ろしはセルフ、食事はお弁当です。
もちろん宿泊費もリーズナブル。
本館のお風呂は「元禄の湯」
大正ロマン風、というか
テルマエロマエ風の浴場です。
昭和レトロの名工の粋を
凝縮して作ってある「山荘」
こちらは昔の高級温泉宿と
いった風情ですね。
5つ星客室が3つあり、
客室に露天もしくは
半露天のお風呂が付いています。
その他の客室にはお風呂がなく、
無料の貸切風呂「山荘の湯」を
利用することになります。
そして現代の
THE高級旅館「佳松亭」
贅を尽くしたおもてなしのお宿です。
3つの顔を持つ積善館。
調べながら、本格的に行きたくなりました!!
四万温泉 積善館
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
電話: 0279-64-2101
HP:https://www.sekizenkan.co.jp/
ここまでお読みくださってありがとうございました!
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