正月に帰省した折、夫の両親から
「今度、一緒にここに食べに行こうよ!」と誘われたんですよ。
聞くと、この「八十八(やとはち)」というお店、
「ポツンと一軒家」というTV番組にも
出たことのあるお店のようなのです。
オーベルジュだけにお泊りしてお食事を楽しむのかな?
自分の下調べもかねて、
富山県の中新川郡上市町にある和風オーベルジュ
八十八(やとはち)について調べてみました。
八十八(やとはち)の場所
「ポツンと一軒家」に出るくらいなので、
かなりの山奥に位置するのだと思われますね。
住所は富山県中新川郡上市町護摩堂535。
・・・・広域地図ではそこに至る道が見えませんが…
ちょっとアップにすると、
細い道が通じているのがわかりますね。
写真レイヤで見ると森の中のようです。
もっと寄せると八十八の手前には八幡様が。
囲いもされて大事にされている様子がうかがえますね。
そこを過ぎるとすぐ八十八の看板があります。
弘法霊泉宿…かな?
道の突き当りに「弘法大師の清水」があるので
それにちなんでいるようです。
八十八(やとはち)はこんな宿
外観はこんな感じ。
わりとよくある山小屋風ですね。
でも、床下にすごいものが隠されているんです。
それは「八十八」の名前の由来である
四国八十八カ所霊場のお砂!
そういえば私も八十八と書くって聞いて
四国を思い浮かべましたわ…
末広がりでもあり、方々から人が集まる
羅針盤のような存在でありたいとこの名前にしたそうです。
由来通り、最近では日本全国から
お客さんが来られるそう。
…それこそうちの義両親のようにTVの影響もあるでしょうね。
オーナシェフはニュージーランドの
日本大使館に勤めた凄腕。
ニュージーランドの国営ホテルでも腕を振るいました。
帰国して二年後に八十八をオープン。
もうオープンから30年ほど経つんですね。
「そんなところじゃ商売にならないよ」
っていろんな人に言われたそうですが、
「そんなところ」でも魅力があるお店は続くんですね!
近くの弘法大師の清水をお料理にもお風呂にも使っている
八十八は、山中の一軒宿。
湯治やお食事を楽しんでもらうのを目的とした宿です。
水、環境、空気を含めた全体で四季を体感してもらいたい、
そんな思いで運営をしているそうですよ。
観光も何もない、
それを楽しんでほしいそうです。
基本的にランチと、お泊りがあり、
ランチは11時半から15時で、
2日前までに予約が必要です。
お泊りはもちろん予約制で
二食付きのようです。
そして山中だけに、雪深いのでしょう。
冬季は営業しません。
営業期間は3月下旬から12月上旬です。
八十八(やとはち)の食事
自分たちで摘んだ野草や山菜を料理することを
「摘草(つみくさ)料理」と言うそうなのですが、
八十八はまさにこれこそ摘草料理!という
食事を出してくれるお店です。
わらび餅一つ作るのだって、
わらびを粉にするところからですよ!
すごくないですか?
でもこのお店、宿だからなのか、
写真付きの口コミがすごく少ないんです。
いい口コミが多いんですけどね。
「実は教えたくないんですけど」って口コミもあったので、
いいとこだから教えたくない気持ちが
働いているのかもしれません。
そんな少ないお料理写真からいくつか紹介すると…
つゆ草ゼリーの上に嶺岡(みねおか)豆腐、
冬瓜、焼いたパプリカを載せた一品
…美しいからぱっと見、いくらでも
乗ってるのかと思いますね。
器は茶器のようです。
山菜を巻いた鰆のみそ焼き
鯛の昆布締めカラスミ和え
これ、華やか~!
サーモンの漬け かぶら蒸し
器にも凝っていて、目にも華やか。
これは出てくるのが楽しみですよね。
まとめ
ポツンと一軒家でも紹介された富山県の山中の一軒宿は
「八十八(やとはち)」
観光などは何もないですが、その環境も含め、
湯治やお食事も楽しんでもらいたい、
そんなお店です。
すぐそばに弘法大師の清水があり、
食事もお風呂もそれを使っているそうです。
オーナーシェフはニュージーランドの日本大使館で
日本料理を担当していた凄腕。
しかもこだわりを持って食事を作っているので
まちがいないお料理が楽しめそうですよ!
八十八(やとはち)
住所:上市町護摩堂535
電話:076-473-2267
HP:https://www.facebook.com/%E5%85%AB%E5%8D%81%E5%85%AB-244126309083692/
営業期間は毎年3月下旬から12月上旬です。
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