前から米津玄師さんが、
誰かに何かに似てる似てる
と思ってたんですけど
今回の新曲「死神」のPVを見て
やっとわかりました。
デスノートのレムだ!
と。
死神というタイトルで
やっとスッキリさせてもらいました。
ところで
落語「死神」から着想を得た
というこの米津玄師の新曲「死神」
このわけのわからない歌詞を読み解くのに
落語「死神」のことも知りたくなって
さっそく調べてみましたよ。
米津玄師の「死神」の歌詞
くだらねえ いつになりゃ終わる?
なんか死にてえ気持ちで ブラブラブラ
残念 手前じゃ所在ねえ
アジャラカモクレン テケレッツのパーうぜえ じゃらくれたタコが
やってらんねえ 与太吹きブラブラブラ
悪銭 抱えどこへ行く
アジャラカモクレン テケレッツのパープリーズヘルプミー
ちっとこんがらがって 目が眩んだだけなんだわ
プリーズヘルプミー
そんなけったいなことばっか言わんで容赦したってや
ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのにだらしねえ 義理も糸瓜もねえ
半端抜かしい 死ぬまでブラブラブラ
雑念 そりゃ渡りに船
アジャラカモクレン テケレッツのパーつれえ いちびりのガキが
勝手やらかし お上はブラブラブラ
怨念 これじゃ気が済まねぇ
アジャラカモクレン テケレッツのパーさあどこからどこまでやればいい
責め苦の果てに覗けるやつがいい
飛んで滑って泣いて喚いた顔が見たい
どうせ俺らの仲間入りプリーズヘルプミー
そうだ過つは人の常 なああんたはどうすんだ
プリーズヘルプミー
あんなええもん持ったらこうなるわ
そりゃあんたのせいやんか
ああ どこへ行く 妻子もいるんです
ああ 香り立つおしまいのフレグランスああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに
出典:https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/kenshi-yonezu/shinigami/
落語「死神」のあらすじ
何もかもうまくいかない若者が
死のうかなと思っていました。
道端を歩いていると
一人のおじいさんに会いました。
それが死神だったのです。
おじいさんは言います。
「どうせ死ぬなら医者でもやるかい?」
病気の人は足元に死神が
寿命の人には枕元に死神が
それぞれいるんですって。
おじいさんはそれを
見えるようにしてくれたのです。
それから
足元にいる死神の
撃退方法を教えてくれました。
「アジャラカモクレンテケレッツノパ」
と唱え、
手をたたくと死神は消えるんです。
医者の看板を挙げると早速、
大店(おおだな)の患者が来ました。
見ると足元に死神がいます。
病気の患者です。
これは治せますね。
「アジャラカモクレンテケレッツノパ」
と手をたたくと死神が消え、
患者は立ち上がり
「お腹が減った!!」と大声をあげました。
病気が治ったんです。
その後の若者の名医の評判はうなぎのぼり。
大金持ちになります。
でもそこはもともとどうしようもない若者。
どんどん堕落していき、
お金も底をついていきます。
そんなころ、
大店(おおだな)の旦那が
死にそうだ、一カ月でも生かしてくれたら
一千両を支払う、
と言われます。
その患者を診ると…
果たしてその枕元に死神がいます。。。
寿命なのですね。
しかしこの若者は一千両が欲しい…と
欲をかいて画策するんです。
悪知恵は働くんですね。
死神がよそ見しているうちに
頭と足の位置を移動してしまおう。
そしてそれを実行に移し、
死神が足元にいるような位置に患者を移動し
呪文を唱えました。
「アジャラカモクレンテケレッツノパ」
そして手をたたくと死神は消えました。
若者の作戦勝ちです。
しかし…
これを教えてくれたおじいさんの死神が現れて言います。
「なんてことをしたんだ」と。
そして、たくさんのろうそくが
ともる場所に若者を連れて行くんですね。
そのろうそくは人の寿命です。
今にも消えかけているろうそくの目の前に
連れていかれ、言われます。
「お前の寿命はこのろうそくだ。
まもなく死ぬ大店の主人を助けたから、
その主人の寿命と入れ替わったんだ」
もちろん若者は助けてくれと懇願します。
死神は新しい蝋燭を差し出し、
燃え尽きる前にこれに火を移せば
お前は助かる、といいます。
若者は、いまにも消えそうな
自分のろうそくを手に取り
火を新しい蝋燭に点けようとします。
でも焦って手が震え、
なかなかうまくいかないんです。
そして
「ああ・・消える・・・」
これでこの演目はいったんおしまいです。
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この落語が面白いのはこの先。
火の移し替えが成功するパターン、
失敗するパターン
一旦成功するけど結局失敗するパターン
全部夢だったパターン
などなど、
演者によって
実にさまざまなんです。
そしてこのパターンは
今後も増えていくと思います。
私は死神を美女設定にした
鶴瓶師匠のオチがこじゃれてて、
粋だわと思いました。
一度誰のでもいいから
聞いてみたいなぁと思いますね。
まとめ
落語「死神」に着想を得た
米津玄師の新曲「死神」。
私は米津玄師という演者の演目「死神」は
移すのに失敗するパターンなんだろうなと
読み解きました。
人生がこれから面白くなる所だったのに・・・・
ろうそくの消えた後に一筋上がる、
白い煙の香りが香ってくるような気がします。
あなたはどう思いますか?
ここまでご覧くださってありがとうございました。
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